2014年8月13日水曜日

「お盆に思う」

高速道路の渋滞が60キロ以上などというニュースが流れていた。それでも人々は郷里を目指す・・・か。お盆だから帰郷する、そんないイベントは何年前に途切れただろうか。羨ましい気もするが、会社を始めてからお盆中の「おでかけ」など、無くなってしまったかもしれないな。

岩手の盛岡に墓がある。15年ほど前に、世話になっていたお坊さんのアドバイスで建立したそれなりの墓がある。複雑な家系と家庭で育ったものだから、いったい誰と誰の「お骨」を新しい墓に入れたことになったのかよくわからない。が、まとめて一つにして供養した。誰が新しい墓に最初に入ることになるのかな・・・などと話していた弟が先に入った。あの墓は誰が守るのかな・・・などと思いながらもう4年近く墓参りをしていない。秋にでも行ってくるか・・・

先日、急に思い立って「参勤交代」という映画を観てきた。邦画はめったに観ることが無いのだが娯楽に徹した映画でよく笑わせてくれた。笑いで涙が出たのは実に久しぶり(笑)
涙を提供する感動的な仕事もいいが、笑いを提供する仕事もいいよな、などと思ってしまう。そして、笑える人でいたい。

「最後に笑える人生」というものに思いを巡らすことがある。処世術の一つとして、どうにも許しがたい人物に出会ったとき「死ぬときお前一人だ」と念仏のように唱えたことがある。お前のようなやつは、今威張りくさって偉そうにしていても、死ぬときはそばに誰も居ないよ、という意味なのだが、「俺は違うよ、俺が死にそうなときは大勢が駆け付けてくれて泣いたり笑ったりしてくれる」と思うことで怒りを収めたのだ。
夏休みをふるさとで過ごす心やさしい人々よ。先祖の供養を!(笑)