2014年9月30日火曜日

「ふるいもの あたらしいもの」

ホームページを再リニューアルする作業を進めている。現在のHPは札幌在住のchiharu mkさんの力作なのだが、修正が思うように出来ないのだ。社内にHPの専門担当がいるわけではないので新しい書き込みに悪戦苦闘(苦笑)で仕方なく、現状の姿を残しつつ再リニューアルすることにした。だが、何かを新たにする、という場合躊躇もすれば覚悟もいる。どんな場合も。

明日からスタッフ募集の告知が始まるはずだ。募集をかけるのは6,7年ぶりだ。なんたって、一番新しいスタッフがもう6年生か7年生だもの。いつまでも一番若くて一番後輩だ。どんなに頑張っても誰からも後輩扱いだしね。スタッフを募集するのにも覚悟がいる。新しい空気とエネルギーは欲しい・・・が新たな責任も伴う。踏み出すべきか、留まるべきか、いろんなことを考えてしまう。昨日カミさんが久しぶりにこんなことを言った。「最近のパパ、大変なのがわかる、胃の匂いでわかる」と言ったのだ。「ふ~ん、胃が匂うほど悩んじゃいないけどね」と言ってはみたが・・・飲みすぎなんじゃないの(笑)

さて、明日から10月。年度の半分を終えた・・・

そうそう、先日 ザ・グレン・ミラーオーケストラの演奏を聴いてきた。聞き覚えのある曲目が次々と演奏され、実に懐かしい音楽に触れてきた。先日聴きに行った「東京ジャズフェスティバル」は新しすぎて全然わからないままだったのだが、やはり音楽は人生に触れている楽曲のほうが楽しめる。だが、古いものがあるから新しいものがある。会社にも、あたらしいもの、が必要なんだよな・・・

2014年9月26日金曜日

「金曜の夜」

なぜか会社の机の上が片付かないのだ。コンサートの招待状や各種郵便物、あれやこれやの原稿たち、見ておかなくてはいけないDVDや整理しなくてはいけないCD,サプリメント各種、名刺やそれらが雑然としていて、携帯電話やメガネを机上で探すありさま(笑)明日やればいいや、てな気分でもう何日もこの状態だ。自宅の自分の部屋を片付けた反動かな?

明日は気分転換に「グレンミラー オーケストラ」の演奏を聴きに千葉の君津という街まで行って来ようと思う。なかなかいいらしい。知り合いのイベンターがやっているので、空いている席にお邪魔するっていう段取りだが、朝、行くことにくじけなければいいが。
このところ、雑務や雑念にとらわれることが多い気がする。でも、昨日で「みんなのうた」は完成したし、今日は「SWITCHインタビュー」の目途もついた。明日演奏会に行き、夜ナレーションを書けばひと段落、日曜は休めるかな・・・などと他愛もないことを考えている金曜の夜。。。

目の前に「日本賞授賞式」というDVDが置いてある。月曜日打合わせだからそれまでに見ておいてください、とのことだ。今年41回目となるこの番組を今年は我が社が担当することになった。だが中身をよく理解していない藤原は、打ち合わせに必要なさまざまをほとんど理解していないのだ!
これを日曜日にやることになるの?とブツブツ。あれ?ナレーションの打合わせも月曜日じゃなかったっけ?・・・ ・・・ あぁよかった、13時と15時30分だ。セーフ!

そして金曜の夜。どっち方面へ向かおうか・・・明日はゆっくりだし・・・どっち方面へ・・・ ・・・

2014年9月24日水曜日

「明日があるさ」

「明日があるさ」で幕を開け、各人のコーナーを挟み「ブルー・シャトー」「明日は咲こう花咲こう」「星娘」で幕を閉じた。今日、中野サンプラザで行われた三田明、西郷輝彦、野口五郎、辺見マリのコンサートことだ。お客様はオープニングから手拍子で最後も手拍子だった。本当に楽しそうだった。

歌には時間を飛び越えてしまう力があると思う。あの歌もこの歌も、50年も前の歌だったんだ、と思うと、驚きというよりも、歌の力を思い知らされるのだ。構成・演出という役どころで参加したが、それなりに楽しんだ一日だったかな。楽屋に残された弁当を3個お土産として会社に持って帰ってきたが、欠食児童のいる会社だからあっという間に売り切れ。腹を空かせたWもいたから、あ~もう2,3個持ち帰るべきだった・・・ごめんねWちゃん。先輩たちが食っちゃったよ。

ところで、今朝目覚ましをセットしていたのだが、なんと一時間間違えてセットしていた。目覚ましが鳴る45分ほど前に、電話が鳴り起きたのだが「おいしいコーヒーを入れて待ってます!」の一言に平静を装ってはみたものの、ダッシュの大慌て。リハーサルには間に合ったけどね。午前中、11時開演というのが早すぎるんだよ。こんなミスってなかったのだが、何のせい?歳のせい?

会社に戻ると経理の先生が来ていて、損益計算書などを渡された。何が起こった?「気分の低下」「数字恐怖感脱力症症候群発病」「おおらかな気分欠乏症」などなど。。。

そこでどうする?
「明日があるさ」と逃げをかます。「明日があるさ」と涙目で歌う。「明日があるさ」とつぶやきながら屋台でコップ酒を飲む。あ~ぁ だけど逃げられない。

2014年9月19日金曜日

「腹減った」

結構番組提案には時間とエネルギーをかけるのだが、なかなか一筋縄では成立しない。この仕事をはじめて、どれだけの提案を書いただろう・・・朝まで時間をかけて随分書いたものだが、テレビの世界そのものが変わって来たので、藤原のエネルギーだけでは間に合わなくなってきた。感覚とか、土壌とか、人間関係とか。さっき、某民放さんから、提案残念賞!のメールが届いた。うーん、又ダメか・・・としょげてはいられないな。

今日午後のスコットランドの独立が成立しなかったという情報にはなぜかほっとした。娘が4年ほどロンドンに居たものだから、どこかイギリス本家に身びいき、てな感覚だろうか。
でも、スコットランドには行ってみたい。近いうちにね。

そうそう、昨日、今度関わる番組の事前打ち合わせがあったのだが、警察関係者やその他もろもろ日頃お目にかからない方々との打合わせで、結構刺激的だった。席には、それぞれ大きな名札が用意されていて、これも初めての経験。隣の仲間と、こんな名札付き会議って初めてだよね・・・などとはしゃいだりして困ったもんだよ藤原君。記念写真を撮りたいぐらいだったがさすがにやめた。

そして今日は金曜日。直面する現実問題を抱えた一週間だったという事になるが、スタッフは明日本番となる番組を抱えて頑張っている。会社の案件を30分ほど会議したいのだが、なかなか全員集まれない・・・で待っている藤原は時間がもったいないのでブログを書いている。(笑)

そろそろ、腹減った!

2014年9月17日水曜日

「年頃」

午前中に作詞家のS先生から電話があった。「最近よく亡くなるね」「えっ、誰でしたっけ?」「山口洋子さん」「そうそうそうでしたね」。お昼に約束していたNさんが来社した途端、「アレンジャーの櫻庭さん死んだよ、今日の新聞載ってるよ、68歳だって」。途中でKさんから電話があった。「チューリップの安部ちゃん死んじゃったね、あの番組再放送したら?」と立て続けに3件の訃報話だった。

で突然思い出して昔の音楽仲間に電話をした。「元気なの?最近知人の死んだ話が多すぎて、昔の仲間がどうしているかと思って電話した、幾つになったっけ?」「71、あのYさんも今年71歳になったはずだよ」・・・少しの間絶句。電話の主とお互いの出会いの話をした。藤原が24歳の時という話になったのだが、なんと40年前の事だ。「歩道橋の上からしょんべんした事覚えてる?」と聞いたら「僕じゃないよね」だと。一緒にしたろ!

自分の知人友人が70歳の坂を超えてしまっている、という事がにわかに信じられないのだ。自分の年齢を自覚していないせいなのだが、笑うに笑えないこの感覚。でも笑っちゃう!

昨日外ロケがあったのだが、5時頃に全て終了して会社に戻ったのは6時ごろ。その時変な感覚が襲ったのだ。「今日これで終わってしまったら時間がもったいない・・・」貧乏性と言うんだろうな。この性格は直りそうもない。先日久々で会社を一日まるまる休んだのだが、せっかくの休みなのだから、たまには家の事をやらないと時間がもったいない・・・てな感覚になり、家庭用の買い物に始まり、シンボルツリーの枝切り、自分の部屋の片づけ(これだけでくたくた)であっという間に夜になってしまった。何かをしないと、充実を感じられない。藤原、そんなに急いでどこへ行く!(笑)

訃報が増えたのも、年頃なのだろう。酒の量が減ったのも、はしご酒をしなくなったのも年頃なのだろう。「俺だけは若い!」と思っているのも、年頃なのだろう。(苦笑)

2014年9月14日日曜日

「敬老の日」

中学の修学旅行に行かなかった話を、先日突然思い出した。行けなかったのではない。行かなかったのだ。旅行費が無かったから。自分の意志で行かないと決めた。同級生には病気と説明されたと思う。敬老の日が近づき、介護中の母の話に及び、自分の人生を振り返った途端忘れていた記憶が突然甦ったのだが、すべて自分で決めてしまうませたガキだった。高校進学を熱心に勧めてくれる先生方の気持ちを振り払うように、さっさと就職を決めた。5歳違いの弟が高校を終えて上京した後、母親を東京に呼んだ。あれからどれだけの月日が流れたのだろうか・・・介護4から介護3になり身体はやや不自由なものの口だけ達者な母は93歳。複雑な思いで迎える敬老の日がまたやって来るのだ。老いを敬う、それは良い。だが俺は老人にだけはならない(笑)。

社内に「♪愛に終わりはない・・・」なんて歌が流れている。某女性歌手の新曲のPVを撮ることになり若手スタッフがCDを聴きこんでいるのだ。絵コンテを書いては藤原にダメ出しをされる作業の繰り返しだ。「馬鹿たれ!こんなんで歌が生きるわけないだろ!」という言葉は一応我慢して飲みこんでダメ出しを続ける。やれやれ、ははは、やれやれだ。

老人になる余裕なんてないよ、などと言えているうちが花だよな・・・
あぁ 敬老の日か・・・

2014年9月13日土曜日

「日々のスピード」

秋の気配とともに、9月に入ったら日常の時間が異常に早く過ぎてゆく気がする。6時になるともう外は暗いモードだし、会社の比較的近い公園は「蚊」の騒ぎで閉鎖だし、朝日新聞の騒ぎはなかなか止まないし、銀行は早く借り入れをしろとやって来るし(苦笑)。

7日に、明治座の舞台を借りて「サブちゃん×欽ちゃん」の収録をした。北島最終公演中の舞台借用である。設定があまりにも大胆なのだが、なんとかこぎ着けた。それもこれも「サブちゃん」の温情で成立した。欽ちゃんも頑張ってくれた。サブちゃんは公演が終わって、くたくたヘトヘトなはずなのに、3時間ほども付き合ってくれた。事務所のスタッフは社長はじめ「断りましょうか」となったそうだが「藤原だからやるけど…」と言ってくれたそうだ。「藤原が最後と言っているから・・・」とも言ったそうだ。そう、藤原の個人的な思いを込めて創れる番組は「きっとこれが最後です」と伝えたのだ。
番組は10月4日に放送される。サブちゃんの78歳の誕生日だ。偶然にも。

10日には、久しぶりに舞台の構成演出をやるのでそのリハーサルがあった。「西郷輝彦」「三田明」「野口五郎」「辺見マリ」の4人。なぜこの4人の組み合わせかはわからないがとにかくこの4人のステージだ。往年の「ご三家」と往年の「新ご三家」とその中の一人の「もと妻」がジョイントする。4人の歌手人生を足し算したらおおよそ190年だ。台本にもそう書き込んだ(笑)

結構楽しいステージになる気がする。五郎ちゃんがいい味出してくれると思う。飛び入り風に三田さんと西郷さんのコーナーに、ギターリストとして参加してもらうことにした。面倒臭いな・・・などとぶつぶつ言いながら引き受けた仕事だが、音楽の現場にいるとなぜか楽しくなってくる。このステージは9月24日、中野サンプラザで行われる。テレビの現場とどちらが好きか?以前はテレビの現場に命をかけるほどの情熱を持っていたのだが、今はなるべくスタッフに任せるようになしているから、現場を離れた淋しさを埋めるのが音楽の現場なのかなぁ・・・だから楽しかった?

小さな会社の経営者としては、このスピードに戸惑ってしまうのだ。来週はまた給与の振込日がやって来る。何が早いかって、これが一番早くやって来る。(気がする・・・のだ)●×△□※~!!!
だが、サブちゃんのあの頑張りを見ると、弱音は吐けねぇよ。