2014年9月13日土曜日

「日々のスピード」

秋の気配とともに、9月に入ったら日常の時間が異常に早く過ぎてゆく気がする。6時になるともう外は暗いモードだし、会社の比較的近い公園は「蚊」の騒ぎで閉鎖だし、朝日新聞の騒ぎはなかなか止まないし、銀行は早く借り入れをしろとやって来るし(苦笑)。

7日に、明治座の舞台を借りて「サブちゃん×欽ちゃん」の収録をした。北島最終公演中の舞台借用である。設定があまりにも大胆なのだが、なんとかこぎ着けた。それもこれも「サブちゃん」の温情で成立した。欽ちゃんも頑張ってくれた。サブちゃんは公演が終わって、くたくたヘトヘトなはずなのに、3時間ほども付き合ってくれた。事務所のスタッフは社長はじめ「断りましょうか」となったそうだが「藤原だからやるけど…」と言ってくれたそうだ。「藤原が最後と言っているから・・・」とも言ったそうだ。そう、藤原の個人的な思いを込めて創れる番組は「きっとこれが最後です」と伝えたのだ。
番組は10月4日に放送される。サブちゃんの78歳の誕生日だ。偶然にも。

10日には、久しぶりに舞台の構成演出をやるのでそのリハーサルがあった。「西郷輝彦」「三田明」「野口五郎」「辺見マリ」の4人。なぜこの4人の組み合わせかはわからないがとにかくこの4人のステージだ。往年の「ご三家」と往年の「新ご三家」とその中の一人の「もと妻」がジョイントする。4人の歌手人生を足し算したらおおよそ190年だ。台本にもそう書き込んだ(笑)

結構楽しいステージになる気がする。五郎ちゃんがいい味出してくれると思う。飛び入り風に三田さんと西郷さんのコーナーに、ギターリストとして参加してもらうことにした。面倒臭いな・・・などとぶつぶつ言いながら引き受けた仕事だが、音楽の現場にいるとなぜか楽しくなってくる。このステージは9月24日、中野サンプラザで行われる。テレビの現場とどちらが好きか?以前はテレビの現場に命をかけるほどの情熱を持っていたのだが、今はなるべくスタッフに任せるようになしているから、現場を離れた淋しさを埋めるのが音楽の現場なのかなぁ・・・だから楽しかった?

小さな会社の経営者としては、このスピードに戸惑ってしまうのだ。来週はまた給与の振込日がやって来る。何が早いかって、これが一番早くやって来る。(気がする・・・のだ)●×△□※~!!!
だが、サブちゃんのあの頑張りを見ると、弱音は吐けねぇよ。