ホテルの部屋の窓際で、秋の日差しを浴びながら小説を読みふける…電話も来なければ来客もない。これが至福の時間と言うのだろうか…
かっこつけているのではない、本当にそう思った瞬間があった。ホテルの部屋の明かりは薄暗いから、本を読むのは日中に限るが、部屋の掃除の間は、ホテル内の明るい場所の椅子を探すことになる。これもなかなか楽しい。周りの雑音が耳に入らなくなった瞬間が本の中に入った自分ということになる。
そして今回の旅は、なぜか長編小説一冊しか買ってこなかった。いろいろ作業しようと思ってパソコンを持ってきたのだが、インターネットの環境が悪く作業は挫折。いつもと同じホテルなのだが原因はわからない。言葉が通じないから聞けないし(笑)で、一気に読み切ってしまった、ので時間が余り過ぎ…
帰りの飛行機の時間に、丁度都合のいい電車のチケットが取れなかったものだから、なんと4時間近くも飛行場で待つことになってしまったのだ。こんな時威力を発揮するのが本なのだが、読み切ったし、週刊誌は捨ててしまった。やることないから、これを書いているって訳。
飛行機の出発は14時10分。今13時20分。あと少しだ。・・・数時間後には現実に戻る。
(某空港にて 10月07日)