2014年11月13日木曜日

「ハイレゾ」

先日、あるレコード会社を訪ねたのだが、面談した担当者の口から盛んに「ハイレゾ」という言葉が出てきた。最近聞いたことがあるなぁ、のレベルで話を聞いていたのだが、話を聞き終わって藤原はこう言った。「感心して聞いてはいるけれど、話の半分はわからないよ・・・」俺正直。で、ハイレゾって何?という事になるのだが。

ハイレゾ音源はCDの約6.5倍の情報量を持つので、高域の聴こえ方はもちろん、微細な音の変化や音の余韻といった部分での聴こえ方に違いが出てきます。

ということになるらしいのだが、いわゆる音楽はCDの時代ではなく、音源はPCでダウンロードして専用のもので聴け!お前ら!ということになるらしい。テレビで言うところの4K・8Kが音楽の面ではハイレゾリューションに変わっていくという事だ。極端に言えば、今レコーディングしたものは製品化する必要もなく翌日から配信できる、と言うことになる。

今日の新聞の記事に、ハイレゾ対応のイヤホンが5万3000円とあった。イヤホンがこの値段だ。レコードやカセットデッキで音楽を楽しんだ世代は漂流するしかないのか。などと嘆いても仕方がないのだが、ついていけるのか、不安になってしまう。すべてが見えたり、すべてがわかったりすることがそんなにいい事ばかりなのだろうか。隠れている部分や、想像でしかわからない部分があるから魅力的、という事もある。あ~あ、なのに4K・8Kだし、ハイレゾだし。女性がすべて裸だったら、魅力的か?!これはもう、八つ当たりだ(笑)