2015年4月30日木曜日

「素敵な一日の始まり」

昨日、娘夫婦と千葉のバラ園に行った。入園料1,200円だよ、と思ったら、それは5月からの話で4月中は一人300円だという。その違いは?何のことはない、まだ咲いていなかったのだ。だから、青々としたバラであろう塊たちの間を散歩という事になったわけだが。それでも、一部はとてもいい香りを放っていた。満開のバラを想像しながら、優しい気分に浸れることのできたわずかな時間だったが、それはそれで貴重な空間とひと時。

バラ園に行く前に一件取材を済ませてから出かけたのだが、お相手は布施明さん。布施さんとはなぜか今日まで番組でご縁が無かったのだが、一時間ほどの打合わせの時間はもう笑いっぱなし。なんと楽しい人だったことか。その布施さんの面白さを抱えて出かけた今日のうち合わせは「小林幸子」さん。今度番組でご一緒願うのだが、楽しい番組になりそうだ。

しかし、怒涛の4月だった気がする。番組の途中でスタッフが1名欠けてしまったものだから、みんなの作業量が増えたことと、その分藤原のお手伝い個所が増えたものだから、手も気も抜けないという事になっただけなのだが。

番組の隙間で頼まれもののプロモーションビデオの制作をするのだが、昨日は誰も手が無く、藤原がすべてを撮ることになってしまった。ロケハン・画コンテ・監督・運転手・AD、2日間でみんなやったよ。デスクの小池ちゃんを連れて行って、現場の「音出し」だけはやってもらったけど・・・編集作業だけは出来ないから、今他のスタッフにやってもらっている。が、今夜中に完成させなければならないとすると・・・怒涛の4月の延長だ。

で、月末だ。経理系の作業は手つかずだ。

そうそう、今朝、車を点検に出した帰り、会社の会議に間に合うようにタクシーに乗った。「六本木通りに出て、渋谷公会堂の前まで」と言ったのに、運転手は「わかりました」と言いながらカーナビの操作を始めた。「定年になってからタクシーを始めたものですから、まだよくわからなくて・・・」とカーナビ通りに走り始めた。よくしゃべる運転手さんで歌番組の話になった。偶然にも僕が作った番組を沢山見ていたことが判明。藤原よりもシーンを実によく覚えているのだ。「あのシーンに出てきたジャズのお店はどこかなと思っていました」「作詞家の〇〇さんはこんなことを言ってましたね」・・・ ・・・あまりにもよく覚えているから、感心したふりをしていたのだが車はどんどん知らない道へ・・・「今日は女房に自慢が出来ます!」車は一車線の混雑している道へ・・・「そう言えばテレ朝の方から六本木通りとおっしゃってましたね!」・・・もう怒る気にもなれない。イメージよりも15分ぐらい余分な時間タクシーに揺られ、ようやく到着。彼はこう言った。「今日はとてもいい一日です。帰ったら女房に自慢します!お気をつけて!」・・・ ・・・ いい一日の始まりだった。

2015年4月20日月曜日

「春よ来い」

会社のベランの一角に、一株の「一才藤」を小ぶりの鉢に植えておいた。、なんと花が咲き始めたのだ。藤の花というのは藤棚でしか見ていないから、小さな株から花が出てくると、なんだか嬉しい。自宅のテラスでは今年も白いツツジの大輪が咲き始めた。これも春を感じて嬉しい。

なのに毎日雨が続く。今夜から雨風が強くなるともいう。やれやれ、本物の春よ、早く来い。

先日、北島三郎さんにサインをもらった。出会って何十年にもなるのだが、初めて「サインを下さい」と言った。「何処までも 我が路を・・・ ・・・」と書いてくれた。30分ほど二人で話し込んだが結構お疲れモードだったから、無理をしないで欲しい。「頑張ってください」とは言えなかった。みんながそう言うらしいのだが、今更頑張る必要はない。すでに、誰よりも頑張って来たのだから。

俺?まだまだ頑張るんだろうな。まだ60代だし・・・サブちゃんは「70歳を過ぎたら急に疲労度が増すよ」と言っていた。そうか、まだ大丈夫だ。明日も朝早い、明後日も朝早い、その次の日も朝が早い。あぁ、そろそろ休みたい(笑)

今週は、やや地獄だ。あぁ本当の春よ、来い。

2015年4月10日金曜日

「友人の条件」

今日、取材のため歌手の大下八郎さんにお目にかかった。昭和36年の集団就職だ、という話になると、藤原は自分のことを黙っていられなくなる。「いやいや自分の事で恐縮ですが実は僕も昭和41年の集団就職で・・・」とついなってしまうのだ。こんな話になると、扉が大きく開けられたと同じ、急に距離感が縮まって話が弾む。「そう、あの頃は東京がまだこんなんで・・・あの歌がヒットしたころですよね・・・えぇっ!女遊びした事なかったの!?」etc. 時代や環境を共有しているという事は人の距離を一気に近くする。

今日はこれから浜圭介さんとすし屋で落ち合うことになっているのだが、彼と共有するもの?「歌に対する愛情」という言葉がまず一致する。「そこそこ悪だったね」という話も一致する。貧乏だった時代、ずっと母親の面倒を見た話、まだまだ頑張る!という話・・・。浜圭介作曲生活50年、藤原は昭和41年の上京だから、芸能界風数え方をすれば上京から50年だ。50年の歴史の中で、どれだけの人と出会えてきたのだろう。そして、これからどれだけの人と出会えるのだろう。いい出会いは人生の大きな財産だから。

サンクトペテルブルクの友人からメールが届いていた。浜先生はお元気ですか?とあった。友人は日本語学校の先生だから、生徒に浜圭介作品を聴かせている。彼女が来日した時、浜先生と3人で食事をしたのが、彼女にとって大切な出会いになっているらしい。ロシアで日本語の歌謡曲が歌われるのは良いことだ。歌を愛する仲間を感じて嬉しい。

さて、外は寒いのだが、寿司屋へ向かうとするか。一生に、いったい何人の心許せる友人と出会うことが出来るのだろう。損得抜きで、利害の絡まない、そんな関係でいられる友人が・・・サンクトペテルブルクの友人も、一番町に住まう友人も、藤原の人生の中で、大切な友人だ。

2015年4月9日木曜日

「鼻炎大敵」

「俺は鼻炎になんかなったことが無い、アレルギーの検査をしても何もひっかからなかった」と言い続けてきた。本気でそう思っていたのだが、今年は鼻炎がひどい。一ヶ月ぐらい身近にある薬や、家族から分けてもらった薬を飲み続けていたのだが、ちょっと辛すぎるので医者に行った。「去年の6月に来ているけど一回きりでその後来なかったね、直ったの?」とか言われ、あれ?鼻だっけ?耳が詰まって来た、と思い込んでいたのだがどうも鼻炎もあったらしい。薬局に行ったら、「前回と同じ薬です」と言われたし・・・、なんだ鼻炎があったのかよ!

さすが耳鼻科、2日ほどで楽になった。ようやく夜も眠れるようになったし、なぁんだ、早く医者に行けばよかった、と今更ながらに思う訳である。長い間、集中力に欠けたし、酒はまずいし、人間の体は実に繊細で悩ましい。

季節が変わる、という事はさまざまな事象を伴うという事だ。今年も、来年も、その先も。それぞれに耐えられる元気が続くかどうかは別として、何か楽しみを探さなくちゃ!

フィリピンに行って12600 人を買春した64歳という男の記事を目にした。年に3回フィリピンに行き、26年間続けたとあった。12600 人を26で割ったら、484人。毎日頑張っても無理なのに、484人を年3回の渡航でどうしたの?と単純に思ったりして(笑)なんと、藤原はわざわざ電卓を出して、このニュースに反応したのである(笑)。昔、「24000回のキッス」という歌が流行ったが、「♪一秒のキッスを一日続ければ24000~」という歌詞なのだが、この時も計算したっけ。思わずそのことを思い出したのである。(同年代とはいえ、彼は女を愛するということを知らない哀れな男だ。)

俺が探している楽しみとはこんなことか?違う違う。でも、この記事に出てくる数字が、「間違いである」と誰か突き止めて欲しいね。どう計算しても不思議だもの。相手にした女性も~70歳までだと。どうでもいいと言いながら、こんなネタを、なぜか取り上げているボク。

さて、鼻のつまりも改善したし、真っ直ぐ帰るか・・・寄り道するか・・・

2015年4月3日金曜日

「桜に想う」

4月5日が会社の創立記念日だ。22年目を迎えることになる。毎年意識しているのに、昨日まで忘れていた・・・慌ただしかったから、なのか、はてさて・・・

今日は風が強く、桜は大丈夫なのかな?この時期、毎年言っているような気がするのだが、桜がいつ咲いていつ終わるのか、気が付いたら終わっていた、などと。だが、今年は先日出かけた広島県・大竹市の亀居城というお城でたっぷりと桜を観てきた。まだ、満開ではなかったのだが、何年ぶりだろう・・・と思うほど桜を観た気がする。桜の花びらの寿命は一週間だという。そのあいだならば、桜は雨にも負けず風にも負けないらしいが、どの段階から一週間なんだろうね。何れにしろ東京の桜は間もなく終わる。

明日娘が引っ越しをする。結婚して新居を構えたので引っ越すのだが、どうも実感が無い。結婚式がまだなことと、5年間も海外に居たので、居なくなることに慣れているせいかもしれない。しかし、確実に時間が過ぎ、状況が変わっていくことを認めざるを得ない。そんなこんなで、また会社創立記念日を迎えるのだ。

そういえば、先日「年金」について書いたが、もっとひどい案内が来た。「高齢者」が受ける肺炎かなんかの予防接種の案内状だ。「高齢者」という文字を見て、放ってある。65歳以上は何年かに一度受けるのだそうだ。しかし「高齢者」という呼び方が気に入らない。これは本当に気に入らないのだ。一括りにされてたまるもんか!などと思ってしまう。(苦笑)

さて、明日の土曜日、桜は枝にあるのだろうか。寿命は短いが、実はたくましいのが桜ではないだろうか。薄くて柔らかでか弱そうに見えるが、毎年巡りくるこの季節の「主役の座」を守り続けているのだから。