2018年2月24日土曜日

「せめて心のエリートになりたい」

先日、岩手に在住する妹の長男の結婚式が帝国ホテルであった。東大の医学部を卒業して医者になった、いわばエリートのいとこだ。大学に入学する時は、理系に行ってロケットを飛ばしたいと言ってたのだが・・・式場で、ロケットを飛ばすんじゃなかっったっけ?と意地悪を言ってみた。「結局医者になっちまいました」と照れてはいたが。

高校時代の同級生と10年も付き合って結婚したんだそうだ。なんと、妹も旦那と高校時代に出会い、10年付き合って結婚した。いとこもその嫁さんも、妹もその旦那も、岩手の同じ高校だ。全く同じ道を歩んでいる。そして義弟も医者だ。そしてその息子も結局・・・

式場で新郎の幸せそうな顔を眺めながら瞬間我が人生を振り返ってしまった。集団就職で上京した典男と帝国ホテルで挙式をしている「いとこ」。振り返ったというか、心の中で笑ってしまったのだけれど。

その日の夕方から「明治座」にでかけ「桂 雀々」の落語を聞いた。かなりの苦労人らしい。中学時代に両親に捨てられ、自力で生き抜いたとか。落語を聞き終えてから、その辺の人間ドラマを知ったのだが、午前中の式典の華やかさと、師匠の口座での輝きと、種類は違うが、つくづく人の生きる道の違いを思った一日だった。

で、今週は大分に新番組のロケに行ってきた。水森かおりさんと岩佐美咲さんという二人の歌手と一泊二日の強行軍ロケ。湯布院、寒かったなぁ。九州がなんでこんなに寒いの!ってなもんだが、
今日の東京は14℃だとか。土曜日なのにみんな会社に出ているよ、ご苦労様。

さて、3月から新しいデスクが来てくれるから、HPの情報も更新できるようになると思う。そして4月を迎えたら、この会社は25年目に突入する。25年、これは長いのか?それとも、まだやってるのか?もしくは、まだ25年目なのか?

間違いなく、歳を重ねているということだ。人の出会いと別れを繰り返しながら。