2014年7月25日金曜日

「ボン太」

大好きな夏がやって来たが、やはり外は暑い。でも気分はいいな。前世はきっと、暗い穴倉にでもいたんだろうな。

昨日、今日と泣いたものだから、身体も心も疲れている感じだ。急逝した友達を見送った。昨日の通夜で散々泣いたものだから、今日の葬儀は大丈夫だと思ったのだがそうもいかなかった。
この世から藤原を「ボン太」と呼ぶ人間は誰ひとりいなくなった。お互い良い親父になってからも彼は愛情込めて「ボン太」と呼んだ。出会った当時、東京ボン太という芸人がいて田舎者を売りにしていた。で、藤原は岩手の田舎者だから「岩手ボン太」ということになり、周囲はみんな「ボンちゃん」と呼んでいた。

久々の再会から亡くなるまで、彼の中で藤原はずっと「ボン太」だった。もう、誰も呼ばない・・・

彼は5男、男兄弟の末っ子で享年67。長男は77歳で兄弟はみな元気だ。今日、長男の涙をはじめて見た。人前で泣かない男が声を詰まらせて泣いた。

・・・ ・・・

藤原を「愛ちゃん」と呼ぶ友人がいる。この世で2,3人。そんな時代もあったのだ。上京した15歳からの人生を振り返ってみた。結構長い道のりだとおもう。
出会いも多彩だった。別れも増えてきた。

さて!気分転換!
ボン太、泣かない!(笑)