2019年10月30日水曜日

「心の羅針盤はどこを向いてる?」

最近、ハンバーガーが恋しくなることがある。それもマック。ハンバーガーとコーラとポテト、それにホットコーヒー。これ最近ハマっている。
食の好みがだいぶ変わってきた。昼はプロントでスパゲッティーなんてのも普通になったし。週に2回なんてこともある。

若い頃は刺身系だった。酒のつまみもほとんど刺身系。それにはたぶん原因があって、子供時代、刺身は村のお祭りと正月のご馳走だったから(苦笑)刺身に飢えていたんだろうな。「本当にマグロの赤身が好きだね」と言われたことがあった。赤身しか知らなかったから(笑)

60歳を超えたころからなぜか肉系になった。肉と野菜、体が欲しがっている気がする。そしてハンバーガーだよ。子供のおやつだと思っていたのに。

最近、上京したての頃を思い出すことがある。今朝、なぜか唐突に思い出したのは他人名義の3畳間からの夜逃げ。16歳の時だ。カレー屋さんだったと思うが、2,3度行った店で、そこで働いているお姉さんに住むところが無い、と言ったんだと思う。「私今ここのおばさんのところで暮らしているから、部屋空いてるわよ」渡りに船とはこのことだ。可哀そうだと思って助けてくれたんだ!すぐに転がり込んだのだが数日後そのお姉さんが来て「部屋代払って!」「いまそんなお金ありません」「おばさん呼んでくる!」

彼女が向かったであろう駅とは別の駅に向かって荷物抱えて走った走った。だがその隣の駅からどこに向かったのかは記憶にない。あの部屋で手にしていたレコードが菅原洋一さんの「恋心」。これはなぜか鮮明な記憶だ。なかにし礼さんの詞だが、今でも歌詞はすらすら出てくる。そんな なかにしさんの番組もたくさん創った。不思議なもんだ、人生。

今日は大きな決め事をした。心が揺れた日だった。だが、まただよ、孫が自宅に来ていると連絡が!早めに帰ったのだが「さっきまでのりぴーのベットで遅いお昼寝してたよ」と聞いて心は満足。「なんでわざわざ俺のベットで寝たのかな?」なんて野暮なことは聞かずに、孫と戯れるのだった。ストレス解消法、GET!

2019年10月23日水曜日

「平凡だったな 何もかも」

「天皇即位の礼」をテレビで少し見た。2時から会社で打ち合わせだったので、1時開始の儀式をほんの15分ほど。30年前の即位の礼は記憶にないし、パレードも記憶にない。当時とはテレビそのものの映像の質が違っているのだから、今日のそれは鮮明で華やかで厳かで神秘的でもあった。その瞬間、嘘のように雨風が止んだし・・・

毎年秋にあるNHKの「日本賞」をもう6,7年担当しているが、去年までは天皇陛下になられた皇太子さまがお出ましになっていた。藤原は壇上に登る方々のエスコート役なので、毎年すぐおそばで皇太子さまを拝見していたのだが、今日は見るからに風格が違っていた。御父上に劣らない立派な天皇となられるのだろう。

2時の打ち合わせに数分遅れはしたが間に合いセーフ。1時間もすると携帯に呼び出し音が! 映像付きの電話の呼び出し音らしい。それを何と言ったかな?ともかく映像の電話。いそいそと打ち合わせルームを抜け「もしもし、倫君!」「のりぴー、どこへ行ってるの?」しばらく爺様と孫のだらしのない会話が続く~。

で、わしは打ち合わせが終わると一目散に家へ!「のりぴーお帰り!」なんて嬉しい声が2階から聞こえ、暗中模索をしているような状態の、のりぴーの心は一気にHappy Mode ! 子供が喜びそうなあらゆるエネルギーと知恵を駆使して孫の笑いを取る。これが成功すると「もう一回!もう一回!」となりエンドレスとなりしまいにはくたくた…

そして今日も終わった。おや、もう深夜の12時を回ったよ。平凡な一日だったな。

2019年10月18日金曜日

「訃報」 

会社を始めたばかりのころ、お世話になった元NHKのSさんが亡くなったとさっき電話連絡があった。この道の歩みを振り返ることになる。いつものように…

家からの通勤路の途中に、オリンピックの会場となるオリンピックスタジアムがある。17年この道を通っている。景色が様変わりした。会社の前の「渋谷公会堂」も新しくなり、このあたりの景色も変わった。26年間変わらないのは会社の中の風景と、会社の電話番号だけか?

会社を設立したころ、消費税は3%だった。しかも3年間は減免されたと記憶している。5%-8%そして10%。社員の交通費の改定作業をしながら、またここでも歩みを振り返ることになる。思えば貴重な26年間だ。

BS放送も始まったばかりで、契約が400万軒から500万軒になった、と嬉々としていた時代だ、隔世の感もする。あの頃、若かったな(苦笑)

今日まで、数多くの訃報を受け取った。つい先日も、有名俳優の「ご母堂様」とか某作曲家の「お別れの会」とか…だが最近は、黒いネクタイの必要な集まりにはなるべく「不義理」を通している。お祝いの会なら、喜んで出かけるけど。たぶん。

Sさん、いや世羅さん いい人だった。好きだった一人だ… 。。。 。。。

2019年10月17日木曜日

「行きつくところは倫君!」

22日が祝日であることは理解していたが、お休みが伴う祭日扱いだということを、つい先日知った。毎日新聞を3紙読み、ニュースもマメに見てるのにその情報だけスルー?「え?休日扱いなの?」なんとも呑気な経営者である。

先日の台風19号、事前の告知が多かったので身構えていた。家の周りの風で飛びそうな物は全部家の中に入れ、2階のバルコニーの排水溝の掃除、洗濯竿の回収、家の近くのごみ集積所の確認…

ほとんど一日中放映されていた台風情報に目をやりながら、結構動き回っていたのだが…
都内を通過する時間になっても、時折強い風を感じたが物が飛ぶほどではなかったし、まして木が倒れる、なんて状況でもなかった。少し拍子抜け…と思っていたら次々と明らかになる台風被害の情報に唖然、とした。

毎回そうだが、風水害の情報に接するたび思うのは人間の無力。自然とは戦えない。目先の利益誘導で「八ッ場ダム無用廃止」を叫んだあの方たち、どんな思いで「八ッ場ダム情報」に接したのかね?と要らないことまで考えてしまった。

あんまり楽しくない休日のさなかに、ほっとすることが一つだけ。家内の携帯に娘からのメールで、孫が「のりぴー仲良し 好き」と言っている、と。うっとおしい気分は一瞬にして、Happyマークに変わったのは言うまでもない。倫太朗君!ありがとう!!!

2019年10月11日金曜日

「弘法大師 空海」

以前、モンテニューのエセ―を読み始めたと書いたことがあるが、あれはすぐに挫折。初期の翻訳本を買ったものだから何が何だか面白くもない。今の俺には不要!てなもんで買った本はさっさと捨てた(苦笑)

最近読み始めているのは「空海」系の書物。1200年以上前の空海を知ること、真言密教のそもそも…天台宗の最澄との葛藤や歴史…無宗教を自認してきたのだが、お世話になったお坊さんや親しいお坊さんは皆なぜか真言宗だ。そろそろ仏教と向き合ってみるか。

最近、昼飯に「ハンバーガー」ということがある。スパゲティーやハンバーガーなんて言うものはおやつであって飯ではない!と言ってた典男がこの変化。今日も「モスバーガー」に1人で行ってきた。ハンバーガー店が苦にならなくなってきたのは孫の影響だな。孫はポテチが好きだから、一緒に入店できるし。今日オーダーの時「ポテチのS」と言ってしまった。孫が「ポテチ」というから。「ポテト」でしょ!でもマクドナルドが好きだな。

さて、空海に戻るが、お大師様の存在は大きすぎて歴史も長く、入り口を探すのがそもそも大変だ。資料も多いが書き手の解説や洞察がそれぞれで、自分に合った扉を空けないと時間の無駄が生まれる。無駄というのは言い過ぎだが、学生ではないのだからそれなりの時間の使い方が必須となる。

以前テレビの番組で「元やくざ系」のおっさんが「立派な牧師さま」になったストーリーを紹介していた。あれ、ちょっと憧れたね、一瞬。いろんな生き方があってもいい…
充実を感じることができるならね。

2019年10月10日木曜日

「登り下り」

久能山東照宮の表参道入口の直ぐ側に、義父が入所する「特養」がある。先日、見舞いに行ったついでに、一人東照宮を目指した。表参道入り口から1159段の石段、「いちいちごくろうさん」が愛称らしい。400段目ぐらいで「まだ400段か…」半分ぐらいで「戻ろうかな…」。かなり急な石段が続く。「俺の性格じゃ、戻るわけないよな」と自問自答。はぁはぁ言いながら登り、参拝。そこから家康公の墓までまた急な階段が…

1時間ほどかけて往復したが、次の機会があったら「絶対ロープウェーで登る」と固く決意したのだった。(見栄を張らず、杖を持つべきだったよ)。

義父の部屋に戻ったら、彼は何事もなかったように眠っていた。出会った瞬間は嬉しそうに笑うのだが、数分もすると無表情に。誰も寄せ付けないような面相をする。1159段を上り下りしながら「人生」を深く考えてしまったのは、そんな義父の存在もある。

5月にある決め事をして、それなりに進んではいるのだがもう10月。結論にはまだ達していない。この数か月「生産的」であったか、「無駄に過ごしてはいなかったか」「心と上手に戦えているか」etc

往復2318に及ぶ石段を踏みしめながら、そんなことを考えてしまった。悩んでいるのではない。きっと修行させられているのだ。そう思いながら今日も時間を見送る。