2019年8月27日火曜日

「25分間の慌ただしい光景」

22日、番組収録のため秋田に向かうことになった。スタッフは全員前日入りのため当日入りは藤原ひとり。リハーサルに間に合わせるために11時の飛行機を予約。いつもより少し早めに家を出たのだが、空港の駐車場が見えてきたあたりで不吉な予感…「満車」という赤い文字が見えた気がした!のだ。

P1P2 P3P4 一回りしてみたのだがすべて「満車」。「参ったなぁ」…とりあえず並んで係のおじさんに聞いた。「何分待ちですか?」「60分ぐらいですかね」とのんびりした答え。時計を見たら10時15分!残された時間は25分!「出ます!」と告げて列を抜け取り敢えず車を走らせる…「東京駅に向かって新幹線にするか…でも4時間もかかるし…」と少し思案。「よし!国際線の駐車場に向かってみるか、そこがだめだったら東京駅に向かえばいい!」。国際線の駐車場は9階だけが少し空いていてセーフ!。さて、どうやって第一ターミナルに戻るか。

国際線にはいつも車で行くのでタクシーを使ったことがない!タクシーの乗り場がわからない!ので到着口を目指してダッシュ!タクシー乗り場はどこだ?どこだ?やっと飛び乗って第1ターミナルを目指した。1万円札を出したらお釣りがありません!もたもた。解決してターミナルに入るとそこは南ウィング。東北方面は北ウィング!またダッシュ!…間に合った!!!

傍から見ていたら、滑稽な姿だったろうな…と自分の姿を想像しながら1時間程度の空の旅。平日だからと安心していたのだが、8月は夏休み中なんだということを肝に銘じなければいけない。はい!反省。。。

2019年8月18日日曜日

「8月17日」

毎年夏の時期、縁があって都内にある某音楽大学に講義に行く。2時間ほど様々な話をするのだが、今日の生徒は楽器系と声楽とマネジメントの各4年生で、専攻はバラバラ。休憩なしで2時間授業をやり、最後に「質問は?」と生徒に振ったら、ピアノ専攻の生徒が「夢はなんですか?」ときた。

それまで生徒に、目標値とか、夢の必要性などを話していたものだから、逆質門されると少々困った。「女の子の孫がいたらいいな、それが小さな夢」と軽く逃げておいて、さてと話しながら考える…「俺にも語るべき夢が必要なのかも…」とか。「夢、とストレートに言えるものなんてあるか?」などと心の中で呟きながら、言葉を操って質問には答えたが…。年を重ねると、頭の大部分が理屈で構成されていて、思っているほど頭は柔軟ではないな、などと思いを巡らせつつ生徒のストレートな質問にやや反省モード。

今日の刺激はもうひとつ。昨日、注文していたレコードプレーヤーが届いた。昨日の夜は酔っていたから眺めていただけ。今日午前中組み立てを始め調整も一通り完成させ、久々にアナログレコードを聴いた。チリチリチリのノイズ・・・

20年ほど我が家にレコードプレーヤーは存在していなかった気がする。今日はスピーカーの位置を変えたり、配置の見てくれにこだわったり・・・。なんか新鮮気分!!!

夕方から主治医殿と飯会。飲食時間5時間!八王子から四谷まで呼び出してしまった、
ごめんね。

2019年8月8日木曜日

「深夜という時間帯は 自己満足時間」

処置と措置、承継と継承、分かっていそうで間違えそうな言葉を改めて確認する。最近この作業が増えた気がする。慎重になったのか、知識がなかったのか・・・

20数年前、まだPCに否定的な時期があった。「知りたければ本屋へ行け!」とか「ゲームばかりしているおじさんのおもちゃだろ!」とか。だが、今はどうだ、PCがなければほとんど作業ができない。カメラがデジタルに変わる時もそうだった。「写真はフィルムだろ!」これも、デジタルカメラの力を認めることに時間はあまり要らなかった。

ことほと左様に時代は人の心の文化までもいともたやすく変化に導く。

変わらないもの、変わりたくないもの、変われないものもある。親子の愛情の距離とか、心をむしばむ過去の遺産とか、胃袋に巣くう毒薬にもなりうる「忘れられない言葉」とか。大なり小なり、そうして人は「悩みらしいもの」を抱えて生きていく。

子供自転車がなかった時代、子供は大人の自転車に「三角乗り」をした。スケート靴を買えなかった子は長靴に金具をつけた。米を生産していない子は地域の運動会でおにぎりをもらえなかった・・・。

それでも少年や少女たちは、「笑顔」の尊さを、または笑顔のぬくもりを身に着ける努力をしながら時代を生き抜いてきた。PCなんか、要らなかったのだ。まして、空飛ぶタクシーなんていらないのだ。とした時に…この先、どう生きていけばいいの?と笑顔で語る「昭和人」に必要な「実のある文化」を教える?または探せ!というのか、難しいね。

職業が坊さんとか牧師さんでもよかったな、と思うことがある。どちらにしても、かなり生臭かっただろうが。(笑)(8日・深夜)

2019年8月5日月曜日

「夏のある一日」

猛暑が続いている。夏が大好きな藤原でも、急激な暑さの到来なので体が少し驚いている気がする。「無理をしないように…」本格的な夏を迎えて初めて思った。

人々の一般的な感覚とはたぶん逆で、外に出てギラギラの太陽光線を浴びた瞬間「幸福感」を感じるのだ。暑いかどうかとは全く別の気分。前世はきっと、ほとんど陽にあたることのできない場所で暮らしていたのかもしれない。

家で時々頼まれてもいない洗濯をする。今の時期、洗濯ものを取り込むとき、カラっと乾ききったそれぞれが気分を和らげてくれる。洗えるものを探して何でもかんでも洗濯機に放り込むから、そばで聞こえる小さなため息に気づくこともあるけれど(苦笑)

昨日も日曜日なのだから家でじっとのんびりしていればいいのに、何かしないと時間がもったいないと思ってしまう。この性格は生涯直らない気がする。9時から午後4時まで孫を預かってそれなりに楽しく過ごした。休日なのだからそれで終わればいいじゃないか・・・

洗濯ものを取り込む、孫がプール遊びをした後片づけをする、洗車をする、ついでに近所と共有のごみ捨て場を掃除する、自転車に夜間用のシールやテープを張る、伸びてきた木の枝を整理する…あと何かすることはないかな?と思った頃には夕餉の支度が出来ていた。少し家の用事をしたことでちょっぴりの満足感を得た気分。だが!

寝る直前自分が発した一言が自分の今を表しているのだ、と改めて思った。「何をしていても、こうして一日は終わる…」。最近よく同じ言葉をつぶやいている気がする・・・