2015年3月11日水曜日

「俺は爺じゃない!」


東京の今日は穏やかで暖かくていい一日だった。が、岩手では積もるほどの雪だという。春の本番は、いつ、どこからなのだろう。桜の開花情報なども出始めた。立ち止まることを知らない時間が容赦なく流れていく。

「年金申請書」なる書類が届いた。なにこれ?とうそぶいてはみたものの、自分宛てなのは確かだ。年金?冗談じゃねぇえよ、おれはそんな歳じゃない!と思っているのは自分だけか・・・ ・・・葉書一枚ハンコを押して届出、という訳にはいかないらしい。なんと15ページもある「書類」だった。だった、という意味は、働いている自分にとって、あまり現実的ではないから社労士さんに記入を頼んでしまったからだ。「俺は年金暮らしだから・・・」という日常には、まだまだ遠いぞ俺は!!!と、いきがってみるとしよう。

昨日、近所の馴染みのすし屋の奥さんから電話があった。「のりちゃん、今月いっぱいで店を閉めることにしたのよ・・・」女将さん72歳、親父さん75歳、年齢的には仕方がないのかもしれないが、周囲に、現役を去るという人が増えてきた。「マスターは?」「今病院に行っている」「病気?」「店をたたむと決めてから精神的に辛そうで、今点滴を打ちに行っている」「店という目標が無くなってしまったら、マスターしんどいよね」などという会話をしながら、改めて早すぎる時の流れを認めるしかなかった。もう一軒の馴染みのすし屋の親父もいい歳だし。そんなことを考えているとなるべく若い知り合いを作っておかなくては、と思ったりする。(笑)

社内は少し若返った。新しいスタッフ2名は20代。この年頃、俺はどうだったかなぁ、などと思い出すのも楽しい。悪かったし、貧乏だったし、女たらしだったし、呑兵衛だったし。ハチャメチャとは言わないが、それに比べたら今どきの人は本当に「いい子」だ。

などと、言うことがだんだん爺むさくなってきた!(笑)
だから、「年金申請書」が来るんだよ!