2015年12月7日月曜日

「いい時代を生きてきた」

カンニングを疑われて飛び降り自殺をした高校生のニュースを読んだ。カンニングで、死ぬ気になってしまうのか?多感というのか、現代の子ととらえればいいのか・・・

藤原は高校に行っていないから同じレベルでは語れないが、中学の時それはよくカンニングをした。当時は廊下に成績順位を張り出されたものだから、生徒会長をやっていた藤原には見栄が優先する。高校に進学するつもりはなかったから特に勉強はしない。で、カンニングに身をゆだねる。普段のテストは周囲の学友に見せたり「教えろ、見せろ」と言ったり。張り出されるテストは、下敷き、手のひら、消しゴム、あらゆるものが仲間だった。俺の机の周りには、藤原からカンニングを求められることを待っていたような感じの「人」も。(教えてあげる・・・ ・・・)

たとえ見つかったとしても、死ぬ気にはならなかったろう。

毎朝新聞配達をしていたものだから、冬場なんかよく遅刻をした。そんな事情を知っている英語の先生は、テストで間違いのスペルを赤で修正して「満点」をくれれたこともあった。いい時代だったのだ。スイカ、トマト、リンゴ、よく盗んだよ。今ならきっと窃盗罪で警察行だ。当時の悪がきが、今の時代は犯罪者扱い。いい時代を生きてきたと、つくづく思う。

上京してから、一度警察に捕まったことがある。権力に対して無茶苦茶反抗精神を持っていた時代があって、新宿の交番のおまわりさんのほっぺを「軽く」叩いたことがある。交番の奥に連れて行かれ、刑事さんにボコボコ殴られた。「なんで殴るんだ」と聞いたら「権力だ」と言われた。その日から二晩泊められたが、いい経験だ。鉄格子の中の「オカマさん」から、「ねぇお店どこ?」と声を掛けられたっけ。藤原、派手な格好で、頭は金髪だったから(笑)。いい時代を生きてきたとおもう。