2017年4月14日金曜日

「木綿子という女の子と元漁師の父の物語」

社員のブログ読んで、ウルウルしてしまった。不思議な感情と懐かしさでだ。俺のツボを突くんじゃない!海老!

昨日、福岡の友人から久しぶりに電話があった。藤原が30歳ぐらいの時に出会った彼は、五島列島・福江島で漁師をしていた。今でも藤原を「あいしぇんしぇ(先生)」と呼ぶ。その時彼の娘は小学1.2年生で、真っ赤なランドセルを背負っていた。本当にチビちゃんだった。

その娘は今、福岡でバリバリ仕事をしているが、父である友人が電話口でこう言った。「木綿子が妊娠して今3か月、高齢出産だから無事育ってくれればいいけど」と。彼女が高齢出産?イメージが沸かない・・・

以前にも書いたことがあるが、名前の「木綿子」は女優の浜木綿子さんからとったものだ。父親が浜さんが大好きで、その名前を拝借してしまったのだ。

以前「浜さん」をインタビューロケした時、個人的なお願いとして、福岡の木綿子ちゃん宛のメッセージVを収録させてもらった。公私混同なのだが快く応じてくれた浜さん。

そのVTRがきっかけで浜木綿子さんと福岡の木綿子ちゃんは親しい関係になったらしい。7月に福岡の博多座で浜さん座長の公演があり、親子で楽屋に招待されたとのこと。昨日の電話の主題はその話だった。

「先生、手土産にいったい何を持って行ったらいいか・・・アドバイスして!」
「福岡のお菓子とか花とか当たり前だから、五島の名産なんかどう?五島出身です、なんて方が話題が広がるから五島をイメージする何かがいいよ、どうせ周りのみんなにあげるんだから」
「わかった、五島のイカの一夜干しにしよう!」

五島のイカの一夜干しなら、俺も欲しいよ!!!

人生という歩みの中で本当にたくさんの人々と出会ってきた。そして多くの良い人たちは、藤原の記憶と心のひだに、しっかりと刻まれている。