2019年6月5日水曜日

「SONY α 6400」

脱力感や無気力と戦うのは難しい。そうではない「フリ」をするのはもっと難しい。そして、人に教わるのはややこしい。

社長業を長くやると、人に教わることが下手になる、というのは情報として知っていた。それを最近実感した。一眼のカメラを新たに購入したので、メーカーが主催している教室に行ったのだが・・・
座学6時間、屋外のモデルを使った撮影会で2時間、計8時間かけて技術の入り口を学んだ。

なぜ入口?それはそれはあまりにも機能が多く複雑だから。子供のころから写真は好きだったが、今のカメラは初めてPCに触れた時と同じ感覚になる。一回で覚えられないという、脳みその機能マヒも原因の一つではあるのだが。

会社に居ると、社員に「おーい、これどうするの?」とか「よくわかんないからやっておいて!」とかすぐ人に頼る癖の様なものがある。カメラの教室で先生を呼びつけて「これどうすんの?」というわけにもいかないし・・・「わからないから来てるだろ!もっと丁寧に教えろよ!」と言う訳にも行かないし・・・

屋外の撮影の時、先生が「もっとモデルさんに注文を出して!」と言うのだが、今まで沢山の歌手のみなさんにさんざん注文を出してきた身としては、逆に大勢の前では照れくさくて言えない・・・
「早く終わればいいな・・・」そればかりを考えていた。

あとは、カメラをいじくりまわして、体で覚えるしかないな・・・と思うのだがその集中力にも欠ける。 

新聞のコラムに出てきた「モンテーニュのエセ―」に興味をもって岩波文庫のものを4巻まで買った。6巻まであるそうだが、後でもいいや、と思い取り敢えず4巻まで。で、今日までに読んだのは3,40ページほど(笑)コラムにあった「3巻の〇章」までたどり着くのに半年はかかりそう。どこか海外にでも出かけて読書に没頭すれば少しは読み進められるかも。

6月だ。もうすぐまた年齢を一つ重ねる。 「独立心旺盛で臨機応変、無駄のない時間の使い方」にエネルギーを使ってきた藤原君も、思案のしどころというところか。  

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