2014年9月17日水曜日

「年頃」

午前中に作詞家のS先生から電話があった。「最近よく亡くなるね」「えっ、誰でしたっけ?」「山口洋子さん」「そうそうそうでしたね」。お昼に約束していたNさんが来社した途端、「アレンジャーの櫻庭さん死んだよ、今日の新聞載ってるよ、68歳だって」。途中でKさんから電話があった。「チューリップの安部ちゃん死んじゃったね、あの番組再放送したら?」と立て続けに3件の訃報話だった。

で突然思い出して昔の音楽仲間に電話をした。「元気なの?最近知人の死んだ話が多すぎて、昔の仲間がどうしているかと思って電話した、幾つになったっけ?」「71、あのYさんも今年71歳になったはずだよ」・・・少しの間絶句。電話の主とお互いの出会いの話をした。藤原が24歳の時という話になったのだが、なんと40年前の事だ。「歩道橋の上からしょんべんした事覚えてる?」と聞いたら「僕じゃないよね」だと。一緒にしたろ!

自分の知人友人が70歳の坂を超えてしまっている、という事がにわかに信じられないのだ。自分の年齢を自覚していないせいなのだが、笑うに笑えないこの感覚。でも笑っちゃう!

昨日外ロケがあったのだが、5時頃に全て終了して会社に戻ったのは6時ごろ。その時変な感覚が襲ったのだ。「今日これで終わってしまったら時間がもったいない・・・」貧乏性と言うんだろうな。この性格は直りそうもない。先日久々で会社を一日まるまる休んだのだが、せっかくの休みなのだから、たまには家の事をやらないと時間がもったいない・・・てな感覚になり、家庭用の買い物に始まり、シンボルツリーの枝切り、自分の部屋の片づけ(これだけでくたくた)であっという間に夜になってしまった。何かをしないと、充実を感じられない。藤原、そんなに急いでどこへ行く!(笑)

訃報が増えたのも、年頃なのだろう。酒の量が減ったのも、はしご酒をしなくなったのも年頃なのだろう。「俺だけは若い!」と思っているのも、年頃なのだろう。(苦笑)